
はじめに:なぜApex Legendsではマウス選びが重要なのか
Apex Legendsは、数あるFPS/バトルロイヤルの中でも「キルタイムが長い」という特徴があるゲームです。VALORANTやCS2のようにヘッドショット一発で決まるシーンは少なく、動き回る敵に弾を当て"続ける"トラッキングエイムの精度が勝敗を大きく左右します。つまり、一瞬のフリックだけでなく、レティクルを合わせ続ける持続的なエイム力が求められるゲームであり、それを支えるのがマウスの性能と自分の手への"フィット感"です。
この記事では、ProSettings.net が収集した87名のApexプロ選手のデバイスデータを参考にしつつ、実際のスペック、価格帯、そしてApex特有のプレイスタイルとの相性を総合的に評価して、本当におすすめできるマウスを5つに厳選しました。「結局どれを買えばいいの?」という方にこそ読んでほしい内容になっています。
Apex向けマウスを選ぶときの3つのポイント
マウスの選び方を長々と書いても迷うだけなので、Apex Legendsにおいて特に重要な3つだけに絞ります。
ポイント①:軽さ(50g〜65gがスイートスポット)
Apexでは、180度振り向きや素早いキャラコン(ストレイフ・壁ジャンプなど)が頻繁に発生します。マウスが重いと手首や腕が疲れやすく、長時間プレイで精度が落ちる原因になります。現在のプロシーンでは50g〜65g前後の軽量ワイヤレスマウスが圧倒的な主流です。ただし、軽すぎると逆にコントロールが難しくなる場合もあるため、40g台にこだわる必要はありません。
ポイント②:ワイヤレス(2.4GHz接続)であること
近年のApexプロシーンでは、マウス&キーボードプレイヤーのほとんどがワイヤレスマウスを使用しています。かつては「有線のほうが遅延が少ない」と言われていましたが、RazerやLogicoolの最新ワイヤレス技術は有線と同等、もしくはそれ以上の応答速度を実現しています。ケーブルの引っかかりがなくなるだけで、エイムの安定感は体感レベルで変わります。
ポイント③:自分の手の大きさ・持ち方に合うシェイプ
スペックが良くても、手に合わなければ意味がありません。マウスの形状には大きく「左右対称型(Ambidextrous)」と「エルゴノミクス型(右手専用)」があります。左右対称型は万人向けで、つかみ持ち・つまみ持ちに対応しやすい傾向があります。エルゴノミクス型はかぶせ持ちとの相性が抜群で、手のひら全体でマウスを包む方に向いています。
【厳選5選】Apex Legendsにおすすめのゲーミングマウス
第1位:Razer Viper V3 Pro ─ Apexプロ使用率No.1の最強オールラウンダー
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 重量 | 約54g(Black)/ 約55g(White) |
| センサー | Focus Pro 35K Gen-2(最大35,000DPI) |
| ポーリングレート | 最大8,000Hz |
| 接続 | ワイヤレス(2.4GHz)/ 有線 |
| 形状 | 左右対称 |
| バッテリー | 1,000Hz時 約95時間 / 8,000Hz時 約17時間 |
| 参考価格 | 約26,000円〜27,000円 |
Razer Viper V3 Proは、2026年2月時点でApexプロ選手の使用率第1位(ProSettings.net調べ、87名中10名・約11.5%)のマウスです。Razerブランド全体でもApexプロの約25%が使用しており、Logicool(約26%)と並ぶ二大勢力の中核モデルとなっています。
従来のViperシリーズから形状が大きくリニューアルされ、よりボックス型で握りやすいシェイプになりました。これによって「つかみ持ち」「つまみ持ち」「かぶせ持ち」のどれでもフィットしやすくなり、「以前のViperの平べったさが苦手だった」という人にも強くおすすめできます。
8,000Hzの超高ポーリングレートに標準対応しているため、マウスの動きがPC側に報告されるスピードが従来の1,000Hzマウスの8倍になります。画面上のカーソル追従がぬるぬると滑らかになり、Apexの高速戦闘で敵を追い続けるトラッキングエイムに明確なアドバンテージがあります。
Razerの第2世代オプティカルスイッチはクリック感が鋭く明確で、R-99やCARのようなフルオート武器のタップ撃ちにも適しています。値段は約26,000円とゲーミングマウスとしては高価ですが、「迷ったらこれ」と言える現時点での最高水準のマウスです。
こんな人におすすめ: 予算に余裕があり、とにかく妥協のない1台が欲しい方。プロシーンで最も支持されているマウスを使いたい方。
第2位:Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2 ─ 万人にフィットする"安定のド定番"
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 重量 | 約60g |
| センサー | HERO 25K(最大32,000DPI) |
| ポーリングレート | 最大8,000Hz |
| 接続 | ワイヤレス(LIGHTSPEED)/ 有線 |
| 形状 | 左右対称 |
| バッテリー | 最長約95時間 |
| 参考価格 | 約19,000円〜23,000円 |
ApexプロシーンでLogicool(Logitech)ブランドのマウスを使っている選手は全体の約26%と最も多く、その中でもSUPERLIGHTシリーズは中核的存在です。初代SUPERLIGHT(約9.2%)とSUPERLIGHT 2(約8%)を合わせると、約17%のプロ選手がこの「Gプロ系」シェイプを選んでいる計算になります。
この製品の最大の魅力は「万人受けする安全な形状」です。手の大きさや持ち方を選ばない絶妙なサイズ感と曲線で設計されており、「初めてのゲーミングマウスだけど失敗したくない」という方にとって最も安心な選択肢です。ロジクール独自のLIGHTSPEEDワイヤレス技術は安定性と低遅延で業界トップクラスの信頼性を誇り、大会環境のような電波が混雑する場面でも接続が途切れる心配がほぼありません。
初代SUPERLIGHTで指摘されていた「Micro USB充電端子」という弱点はUSB-Cに改善され、LIGHTFORCE ハイブリッドスイッチによるクリック応答性の向上、そして最大8,000Hzポーリングレート対応と、着実にアップデートされています。Viper V3 Proと比べて約4,000円〜7,000円安いのも魅力です。
こんな人におすすめ: 初めてゲーミングマウスを買う方。自分の持ち方や好みがまだ定まっていない方。信頼性とコスパを両立させたい方。
第3位:Razer DeathAdder V3 Pro ─ かぶせ持ちユーザーの最適解
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 重量 | 約63g |
| センサー | Focus Pro 30K(最大30,000DPI) |
| ポーリングレート | 最大8,000Hz(別売ドングルで対応) |
| 接続 | ワイヤレス(2.4GHz)/ 有線 |
| 形状 | エルゴノミクス(右手専用) |
| バッテリー | 約90時間 |
| 参考価格 | 約17,000円〜20,000円 |
DeathAdderシリーズは世界で最も売れたゲーミングマウスの系譜とも言われ、Apexプロシーンでも根強い人気があります(ProSettings.net調べで約5.75%)。
DeathAdder V3 Proは、今回紹介する5つの中で唯一のエルゴノミクス形状です。右手で「かぶせ持ち」をしたときに、手のひら全体にぴったりフィットするように設計されています。V3世代で形状が大きく刷新され、以前の長くて平たいシルエットから、よりコンパクトでボックス感のある形になりました。そのため従来よりつかみ持ち気味のユーザーにもフィットしやすくなっています。
63gという重量は超軽量とまでは言えませんが、エルゴノミクス形状で手に包み込むように持てるため、数値以上に軽く感じるのが特徴です。Apexのように長時間のトラッキングが必要な場面では、手全体でマウスを安定させるかぶせ持ちの恩恵が大きく、指先の微ブレも抑えやすくなります。バッテリーも約90時間と非常に長寿命で、充電頻度を減らしたい方にも適しています。
こんな人におすすめ: かぶせ持ちの方。手が大きめの方。エルゴノミクス形状が好きな方。長時間の安定感を重視する方。
第4位:Pulsar X2H Mini ─ 1万円以下で買える高コスパの実力派
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 重量 | 約52g |
| センサー | PAW3395(最大26,000DPI) |
| ポーリングレート | 1,000Hz(別売ドングルで4,000Hz対応) |
| 接続 | ワイヤレス(2.4GHz)/ 有線 |
| 形状 | 左右対称(ハイハンプ) |
| バッテリー | 約70時間 |
| 参考価格 | 約7,800円〜9,500円 |
「ゲーミングマウスに2万円以上は出せない…」という方に真っ先におすすめしたいのがこのPulsar X2H Miniです。参考価格が約7,800円〜9,500円と、上位3機種の半額以下でありながら、52gの超軽量ボディ、PAW3395というトップクラスのセンサー、光学式スイッチ、そしてワイヤレス接続と、ゲーミングマウスに必要な要素を高いレベルで備えています。
「H」はHigh Hump(高い山)を意味し、マウスの背中部分が盛り上がった形状になっています。つかみ持ちやかぶせ寄りの持ち方をしたときに、手のひらに吸い付くようなフィット感があるのが特徴です。「Mini」は小さめの手や、指先メインでコントロールしたい方に最適なサイズ感です。
注意点として、ポーリングレートは標準で1,000Hzであり、4,000Hz対応には別売の専用ドングルが必要になります。ただし、Apex Legendsは一般的に144Hz〜240Hzのモニター環境で遊ぶユーザーが多く、1,000Hzでも十分なパフォーマンスを発揮するため、大半のプレイヤーにとってはこのままで問題ありません。
こんな人におすすめ: 予算1万円以内で最高のマウスが欲しい方。手が小さめ〜標準サイズの方。つかみ持ちの方。
第5位:Lamzu Maya ─ 45gの異次元の軽さとプロからの支持
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 重量 | 約45g |
| センサー | PAW3395(最大26,000DPI) |
| ポーリングレート | 1,000Hz(4Kドングル別売対応) |
| 接続 | ワイヤレス(2.4GHz)/ 有線 |
| 形状 | 左右対称 |
| バッテリー | 約80時間 |
| 参考価格 | 約15,000円〜18,000円 |
Lamzuは2022年ごろから急速に知名度を上げた新興ゲーミングデバイスメーカーで、Apexプロシーンでも採用率が伸びています(Lamzuブランド全体でプロ使用率約4.6%、ProSettings.net調べ)。その中でもMayaは45gという驚異的な軽さが最大の武器です。
穴あきデザイン(ハニカム構造)ではなく、通常のソリッドシェルで45gを実現している点が見事で、見た目も非常にスタイリッシュです。PAW3395センサーは業界でも定評のあるハイエンドセンサーで、トラッキング精度に不安はありません。左右対称デザインのため利き手を選ばず、つかみ持ち・つまみ持ちとの相性が特に良好です。
45gの軽さは、マウスを持ち上げて位置をリセットする動作(通称「リフトオフ」)が頻繁に発生するローセンシプレイヤーにとって大きな恩恵があります。Apexではローセンシ〜ミドルセンシのプレイヤーが多いため、この軽さの恩恵を受けられる方は多いでしょう。
Lamzuというメーカーはまだ歴史が浅いため、RazerやLogicoolと比べるとサポート体制や国内流通の面でやや不安がある点は正直に記しておきます。しかし、製品そのものの完成度は高く、Amazonでも購入可能で、海外コミュニティでも非常に高い評価を得ています。
こんな人におすすめ: 極限の軽さを求めるローセンシプレイヤー。新しいブランドにも抵抗がない方。デザイン性も重視する方。
5製品スペック比較まとめ
| 製品名 | 重量 | ポーリングレート | センサー | 形状 | 参考価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| Razer Viper V3 Pro | 54g | 最大8,000Hz | Focus Pro 35K Gen-2 | 左右対称 | 約26,000円 |
| Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2 | 60g | 最大8,000Hz | HERO 25K | 左右対称 | 約19,000円 |
| Razer DeathAdder V3 Pro | 63g | 最大8,000Hz | Focus Pro 30K | エルゴノミクス | 約17,000円 |
| Pulsar X2H Mini | 52g | 1,000Hz(4K対応可) | PAW3395 | 左右対称 | 約7,800円 |
| Lamzu Maya | 45g | 1,000Hz(4K対応可) | PAW3395 | 左右対称 | 約15,000円 |
タイプ別おすすめ早見ガイド
「とにかく最強のマウスが欲しい」 → Razer Viper V3 Pro
「初ゲーミングマウスで失敗したくない」 → Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2
「かぶせ持ちで安定感が欲しい」 → Razer DeathAdder V3 Pro
「予算1万円以内でベストを選びたい」 → Pulsar X2H Mini
「極限の軽さで差をつけたい」 → Lamzu Maya
まとめ
Apex Legendsで勝率やキルレを上げるためにデバイスを見直すなら、マウスは最も優先度の高い投資先です。Apexは「弾を当て続ける」ゲームだからこそ、自分の手に合った軽量ワイヤレスマウスを選ぶことがエイム上達への近道になります。
今回紹介した5製品はどれもプロシーンや上位プレイヤーに支持されている実力派ばかりです。予算や手の大きさ、持ち方に合わせて、自分にとっての「最強の相棒」を見つけてください。