皆さんデジタルで絵を描くと聞いて真っ先に思い浮かぶ液(ペン)タブメーカーはどこですか?
やはり、多くの人は”Wacom”ではないでしょうか?恐らくデジタルでのイラストに興味を持つと必ず知ることになるメーカーだと思います。
しかし、これから絵を描き始めるいわいる”初心者”の方にとってWacomは魅力的でありながらもその”値段”に悩まされてしまう方も多いハズ。
以前まではデジタルでイラストというとWacom一強ではありましたが、今では海外から続々とコスパがいいメーカーが参入してきています。
今回紹介するのはそんな数ある海外メーカーの中でも、僕自身も愛用していて、安くて機能性も十分な液(ペン)タブレットメーカー【XP-PEN】の製品をご紹介させていただこうと思います。
液タブと板タブの違いとは
まず、初心者の方にとって迷うのは、液タブと板タブの違いだと思います。僕も最初は意味も分かりませんでした。
液タブとは、液晶画面に直接スタイラスペンを使って描き込むことができるものです。目視で直接線を引く感覚なので、紙などに絵を描く感覚でイラストを描くことができます。
ただ、液晶パーツにコストがかかっているため、値段もそれなりにします。
板タブとは、液晶とタブレットが独立しており、タブレット状のデバイスにスタイラスペンを使い、繋いだパソコンの画面を見ながら描くというものです。
液晶パーツがないためその分コストがガクッと下がり、値段も非常に安いです。
初心者におすすめなのは?
この液タブと板タブ、どちらが初心者の方におすすめなのか。それは断然板タブです。まずその安さが試しに買って失敗してもいいかなと思えるぐらい安いものがXP-PENにはあります。
僕自身もデジタルでイラストは描いてみたいけど、高いお金出して買ったのに描かなかったらかなり勿体ないなぁ…どうしたものか…と悩んでいました。
XP-PENとは
XP-PENは、15年以上のグラフィックタブレット開発の経験を活かして、信頼性の高い液晶ペンタブレット、ペンタブレットとスタイラスペンなどの製品を開発・販売しています。
2013年、2013年にカリフォルニアに北米支社を設立し、北米およびヨーロッパ市場に進出していました。2015年、XP-PENは中国IT株式会社Hanvonと経営統合の意向を決定して、中国のハイテク都市深圳にオフィスを設立しました。
2017年に至るまで、様々な国や地域のパートナーとの良好な協力関係を通して、アジア、北米、ヨーロッパなどのマーケットで大きなシェアを獲得しました。
詳しくは、XP-PENのサイトでも歴史を知ることができますので、気になった方はぜひ見てみてください。
Star G430S
価格 | 約3300円 | ||
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接続 | 有線 | ||
筆圧 | 8192 | ||
傾き | なし | ||
サイズ | 13 x 10.7 |
特徴としてはとても安い!しかもこの安さで筆圧が8192もある。性能としては必要十分。ただ、結構小さいので持ち運びとしては非常に楽ではあるものの、描写領域が狭いので描きづらい人にとっては描きづらく感じてしまうかもしれない。
Deco01
価格 | 約6000円 | ||
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接続 | 有線 | ||
筆圧 | 8192 | ||
傾き | なし | ||
サイズ | 35 x 21 |
僕も初めてのペンタブレットとして選んだDeco01。筆圧も8192あり、本体サイズも13インチのノートパソコンくらいあるので、伸び伸びとイラストを描くことができます。さらにファンクションキーも8つ搭載されていて、デフォルトでショートカットキーが設定されてはいますが、自分でも各ファンクションキーにショートカットを割り当てが可能。
ちなみに、Deco01のバージョンアップ版『Deco V2』というものがあり、傾き検知機能の追加と、ペンもP01からP05へとアップグレードしています。
価格 | 約6500円 | ||
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接続 | 有線 | ||
筆圧 | 8192 | ||
傾き | 60° | ||
サイズ | 35 x 21 |
値段もDeco01に500円ほどをプラスするくらいなので、Deco01を買うならV2を買ったほうが得だと思います。
Decoシリーズ
安価で高性能なXP-PENのペンタブレットにはDecoシリーズというものがあります。上で紹介したDeco01もそのうちの1つで、初めて出たDecoシリーズの中で一番安価でした。
しかし、Decoシリーズも増え、Deco01のミニサイズ版であるDeco Mini4、Deco Mini7というのがあります。
Deco01のMini版でありながらも実際はDeco01にはなかった機能(Androidと接続、傾き検知(Mini7))があったり、スタイラスペンもP05Dという握りやすいタイプのものになっていて実質サイズは小さくなったもののパワーアップ版といった感じ。
先程も紹介しましたがDeco01の性能追加版であるDeco01 V2というのもあります。
Deco01 V2にはAndroidと接続機能と傾き検知が追加されています。
僕のおすすめ
色々あって迷ってしまいますよね。では実際にこの数あるコスパ最高なXP-PEN製品の中から、買うなら絶対にこれがおすすめというのを僕が紹介させていただこうと思います。
それはこちら!
Deco mini7/Deco mini7W
価格 | 約5500円 | ||
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接続 | 有線 | ||
筆圧 | 8192 | ||
傾き | 60度 | ||
サイズ | 26 x 16 |
Deco01のMini版であるが、傾き検知やAndroid対応、P05Dという上位版のスタイラスペンが追加された最高のペンタブ。
Mini4は確かに安いが傾き検知は無く、サイズも小さいため描きづらい人には描きづらい。DecoMini7はサイズ的に丁度良く機能、性能、安さなどの総合評価は非常に高いです。
ちなみに、線が邪魔だという人は最近発売開始した『Deco mini7W』というDeco mini7のワイヤレス版もあります。値段は2千円ほど上がりますが、煩わしい線から開放されたい!という人におすすめです。
価格 | 約7500円 | ||
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接続 | 無線 | ||
筆圧 | 8192 | ||
傾き | 60度 | ||
サイズ | 26 x 16 |
Deco mini7/Deco mini7Wのコスパのヤバさは、日本のペンタブレット界隈で最大手と言ってもいいブランド『Wacom』と比較すると分かります。
WacomにもDeco mini7/Deco mini7Wと同等のサイズ感とワイヤレスで使えるペンタブレットがあります。
価格 | 約19500円 | ||
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接続 | 無線 | ||
筆圧 | 4096 | ||
傾き | なし | ||
サイズ | 21.6×13.5 |
確かにペンタブレットとしては安定性と性能は申し分のないWacomですが、何分値段が…
将来的にはWacom製品を買うことを目指し、今はXP-PENから始めようという初心者にとってもおすすめなXP-PENシリーズ。
もちろん、XP-PENにも上位機種が多数ありますが、そちらも値段としてはコスパが良いことには変わりありません。
最後に
これからデジタル絵を描いてみたいな〜って人にとっては右も左も分からないデバイス関連、有名なメーカー以外ってきっと使いづらかったり性能も悪いんじゃ…って思いがちですが(実際僕もそうでした)、今は海外製で性能良しコスパ良しなメーカーが沢山あります。
なぜ海外のメーカーは安いのかと疑問に思いますが…海外のものは性能が悪いから安い、ではなく日本が元々高いと考えれば不思議ではありませんね。実際日本のゲームや映画ってなぜか値段高いですよね…
Wacomは絵かきにとっては憧れのデバイスではありますが、はじめのうちから手を出すにはハードルが高いですよね。
初めてはやはり、手軽に始められる値段のものがおすすめだと僕は思います。
その中でおすすめなのがXP-PENだと思います。サポートも異常なほど手厚いです。デバイスで分からないことがあればサポートに問い合わせると、びっくりするぐらい丁寧に返信してくれます。
それでは楽しい絵かきライフを始めましょ〜(^^)