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G PRO X SUPERLIGHT 2 レビュー|FPS定番マウスの実力

Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2は、FPSプロシーンで最も多く使われているゲーミングマウスの一つだ。僕がこのマウスに注目している理由はシンプルで、60gの軽さ、HERO 2センサー、最大8,000Hzポーリングレート、LIGHTFORCEスイッチと、競技に必要な要素を全部載せしながら約20,000〜23,000円という価格帯に収まっていること。初代SUPERLIGHTから形状を変えずにスペックだけ大幅に引き上げた、正統進化モデルだ。Apex LegendsやVALORANTのプロ使用率でも常にトップクラスで、初めてのゲーミングマウス選びで失敗したくない人には最有力候補になる。

G PRO X SUPERLIGHT 2のスペック一覧

項目 仕様
製品名 Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2
メーカー Logicool G
発売日 2023年10月13日
重量 約60g(実測58〜60g)
センサー HERO 2(オプティカル)
最大DPI 100〜44,000(ファームウェア更新後)
最大加速 88G
最大速度 888 IPS
ポーリングレート 最大8,000Hz(ファームウェア更新後)
スイッチ LIGHTFORCE(光学・メカニカル ハイブリッド)
接続 LIGHTSPEED 2.4GHz無線 / USB-C有線
バッテリー 約95時間(1,000Hz時)
サイズ 125 × 63.5 × 40 mm
形状 左右対称(実質右手専用)
ボタン数 5
充電 USB-C / POWERPLAY対応
カラー ブラック / ホワイト / マゼンタ
参考価格 約20,000〜23,000円(税込)

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注目ポイントは、2024年9月のファームウェア更新でスペックが大幅に強化されていること。DPIが32,000→44,000、速度が500→888 IPS、加速が40→88G、ポーリングレートが2,000→8,000Hzに引き上げられた。つまり、発売から1年以上経った今でも最前線のスペックを維持している。

G PRO X SUPERLIGHT 2の外観・デザイン

G PRO X SUPERLIGHT 2の正面外観
G PRO X SUPERLIGHT 2の正面外観

形状は初代SUPERLIGHTから変わらない左右対称の卵型デザイン。PROシリーズのマウスを使ったことがある人なら、違和感なく移行できる。サイズも125 × 63.5 × 40mmで全く同じだ。

カラーはブラック、ホワイト、マゼンタの3色展開。表面はマット仕上げで指紋は目立ちにくいが、長期間使っていると摩擦で光沢が出てくることがある。初代からの変更点としてはUSB-C充電に変わったこと。Micro-USBだった初代と比べて、ケーブルの使い回しがしやすくなった。

G PRO X SUPERLIGHT 2の上面
シンプルな左右対称デザイン

底面にはPTFEソールが貼られており、滑りは非常にスムーズ。裏蓋を外すとLIGHTSPEEDレシーバーが収納されている。ロゴ部分のライティング機能は初代同様に非搭載で、軽量化を優先した設計だ。

G PRO X SUPERLIGHT 2の底面
PTFEソールで滑りはスムーズ

G PRO X SUPERLIGHT 2の持ち心地と使用感

僕が実際に握ってみて感じるのは、とにかくクセがないということ。かぶせ持ち、つかみ持ち、つまみ持ちのどれでも自然にフィットする。手の長さが17〜20cmくらいの人にちょうどいいサイズ感で、日本人の平均的な手のサイズとの相性は良い。

G PRO X SUPERLIGHT 2を手に持った様子
どの持ち方にも対応するクセのない形状

60gという重量は持ち上げた瞬間に軽さを実感する。初代の63gからわずか3gの削減だが、体感では意外と違いがわかる。長時間FPSをプレイしても手首への疲労が少ない。

LIGHTFORCEスイッチのクリック感は、初代のメカニカルスイッチと比べてやや硬めだ。「カチッ」という明確なフィードバックがあり、誤クリックしにくい反面、軽いクリック感が好みの人には最初だけ違和感があるかもしれない。1〜2週間使えば慣れるレベルではある。

HERO 2センサーと8,000Hzポーリングレート

HERO 2センサーの性能は文句なしだ。低DPI(400〜1,600)での安定したトラッキングはFPSで特に重要で、リフトオフディスタンス(マウスを持ち上げた時にセンサーが反応を止める距離)も短い。意図しないカーソル移動がほぼ発生しない。

ファームウェア更新で対応した8,000Hzポーリングレートは、1,000Hz比で8倍滑らかなカーソル移動を実現する。ただし注意点もあって、8,000Hz動作時はPCへの負荷が高くなる。CPUがミドルクラス以上でないとフレームレートに影響が出る可能性がある。バッテリー持続時間も95時間(1,000Hz時)から大幅に短くなるので、普段は1,000〜2,000Hzで使い、大事な試合だけ8,000Hzにする、という使い分けが現実的だ。

G HUBソフトウェアでは、ポーリングレートの切り替えに加えて、DPI設定(1DPI刻み)、リフトオフディスタンスの調整、ボタンのカスタマイズが可能。感度マッチャー機能を使えば、以前使っていたマウスのDPIを引き継ぐこともできる。

FPSゲームでの評価(Apex Legends・VALORANT)

Apex Legendsのプロシーンでは、G PRO X SUPERLIGHTシリーズ(初代含む)の使用率が約17〜26%と常にトップクラスだ。VALORANTでも同様に高い採用率を誇っている。

僕がApexで使ってみた感想としては、60gの軽さがフリックエイムとトラッキングの両方で効いてくる。R-99やCARのような近距離武器での追いエイムが安定しやすく、ウイングマンのフリックショットも軽い力で振れるので疲れにくい。

形状にクセがないので、「マウスのことを忘れてゲームに集中できる」というのが一番の強みだと思う。特別な個性はないけれど、どんな場面でも安定して使える。だからこそプロの採用率が高いのだろう。

仕事・普段使いでの評価

ゲーム専用に見えるが、仕事用としても十分使える。LIGHTFORCEスイッチのクリック音はゲーミングマウスとしては控えめで、オフィスや在宅ワークでも気にならないレベルだ。バッテリーが95時間持つので、週1回の充電で余裕で運用できる。

ただしスクロールホイールにチルト(左右スクロール)機能がなく、ボタン数も5個と少ない。ExcelやPhotoshopなどでショートカットを多用する人には物足りないかもしれない。あくまでFPSゲーマーが仕事でも兼用するマウスという位置づけだ。

G PRO X SUPERLIGHT 2のデメリット

クリックがやや硬い

LIGHTFORCEスイッチは光学式とメカニカルのハイブリッドで、初代のメカニカルスイッチより硬めの押し心地になっている。連打が多いゲームでは指が疲れやすいという声もある。慣れで解決する人がほとんどだが、軽いクリック感が好みの人は店頭で試してから購入した方がいい。

表面が長期使用で光沢化する

マット仕上げの表面は手触りが良いが、数ヶ月使い続けると摩擦で光沢が出てくる。グリップ感が落ちてくるので、気になる人はグリップテープ(別売)を併用するのがおすすめだ。

サイドボタンが小さめ

サイドボタンは出っ張りが控えめで、手が大きい人やグローブを着ける人は押しにくいと感じることがある。位置自体は悪くないので、慣れれば問題ない範囲だが、サイドボタンを頻繁に使うプレイスタイルの人は注意してほしい。

他製品との比較

vs Razer Viper V3 Pro

Viper V3 Proは約54gでSUPERLIGHT 2より約6g軽い。センサーはFocus Pro 35Kで性能は互角。8,000Hzポーリングレートは両方とも対応。価格はViper V3 Proが約26,000〜27,000円とやや高め。軽さ最優先ならViper V3 Pro、バランスとコスパ重視ならSUPERLIGHT 2という選び方になる。

vs PRO X2 SUPERSTRIKE

SUPERSTRIKEはSUPERLIGHT 2の後継で、HITS搭載によりラピッドトリガーに対応。形状・センサー・ポーリングレートは同じ。重量は1g増の61g、バッテリーは5時間減の90時間、価格は約5,000〜7,000円高い。ラピッドトリガーに魅力を感じるならSUPERSTRIKE、そうでなければSUPERLIGHT 2で十分だ。

Apex Legendsでおすすめのゲーミングマウスを比較したい方は、こちらの記事も参考にしてほしい。
【2026年最新】Apex Legendsにおすすめのゲーミングマウス5選

G PRO X SUPERLIGHT 2レビューまとめ

デスクに置いたG PRO X SUPERLIGHT 2
どんなデスク環境にも馴染むシンプルなデザイン

G PRO X SUPERLIGHT 2は、ゲーミングマウスの「定番」と呼ばれるにふさわしい完成度だ。60gの軽さ、HERO 2センサー、8,000Hz対応、95時間のバッテリー。どれも最前線のスペックでありながら、約20,000〜23,000円という価格は競合と比べてもコスパが良い。

形状にクセがなく、どんな持ち方でも対応でき、どんなゲームでも安定して使える。派手な新機能はないが、すべてが高水準でまとまっている。初めてのゲーミングマウスで失敗したくない人、迷ったらこれを選んでおけば間違いないと言える一台だ。

こんな人におすすめ: 初めてのゲーミングマウスを探している人、FPSで安定した性能がほしい人、軽量かつバッテリー持ちの良いマウスがほしい人

おすすめしない人: 最軽量を求める人(Viper V3 Proの方が軽い)、ラピッドトリガーが必要な人(SUPERSTRIKEの方が適している)、多ボタンマウスがほしい人

総合評価

性能 ★★★★★
フィット感 ★★★★★
コスパ ★★★★☆
バッテリー ★★★★★
総合 ★★★★★(4.5 / 5)

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