
僕は普段、MacにVirtualBoxを入れて、中にWindows10を入れて使っています。
Windows10と言っても、もともとはWindows7だったものを無償期間中にアップデートしたものです。
なので、このWindows10を消してしまうと、ディスクがWindows7なので、インストールし直すとWindows7になってしまいます。
そして、そんな中大問題が起きました。
容量不足です。
VirtualBoxにWindowsをインストールする際に、容量の設定を行うのですが、そのままの状態だと、25GBになっています。
インストール当初は、そこまでWindowsを使うわけでもないので、25GBもあれば足りるだろうと思っていましたが、25GBと言っても、システムファイルなども含みますので、実際は10GBほどくらいしか空き容量がありません。
さらに、便利なソフトなどはやはりWindowsでしか動かないものが多く、気がつくと、Windows頼りになっていってしまったため、あっという間に容量不足に・・・
せっかく無償でWindows10に出来たのに、Windows7に戻すしか無いのか、と半ば諦めで、新規でWindows7をインストールしたのですが、Macがフォォォォッとものすごい勢いで唸りを上げました。
そうです、Windows7は非常にもっさりしていて、VirtualBoxで、同じ設定(容量の割り当て、メモリの割り振り、ビデオメモリーなど)にしているにも関わらず、Windows7にしただけで、MacがファンがMaxで回るほど重いのです。
これは使い物にならないと困り果て、なんとかアップデート出来る方法はないかと探しましたが、2017年の4月あたりまでは、『障碍者向け』を使って無償でアップデートできる方法があったようですが、今はどうやらなくなっているようです。
ならば、ファイルをいじれば、25GBの容量を変更させることができるはず、と色々と探してみましたが、少し僕には難しい技術でした。
しかし、ほとんど諦めかけて、検索して出てきたサイトを訪れると、ものすごく簡単に容量を変える説明がされていました。
色々と見て回って、難しい説明ばかりだったのに、こんなに簡単にできるのだろうか、と疑い半分でやってみましたが、本当にあっさり出来ました!
今回僕が行った作業をご紹介させていただきます。※この方法は、ホストがMacでゲストがWindowsの場合です。
まずは、ターミナルアプリを開きます。
次に以下のコマンドを入力します。
VBoxManage modifyhd ~/VirtualBox\ VMs/Windows10/Windows7.vdi --resize 30720
青・・・変更したいフォルダ名、ファイル名
赤・・・変更したいファイルサイズ(この説明では30GB)
少し迷ってしまうのが、青のWindowsが格納されているフォルダ名とファイル名部分ですが、これはVirtualBoxの設定画面で確認できます。
まずは、容量を変更したい、Windowsデータを選択し、『設定(S)』をクリックします。
開いた設定画面で、『ストレージ』を選択し、『ストレージツリー(S)』の『vdi』ファイルを選択します。
そうすると、右側の『情報』の『場所』というところに、フォルダ、ファイルのある場所が表示されます。
そこから、先程の青色の部分に該当する、フォルダ名、ファイル名を入力すればOKです。
僕の場合だとこのようになります。
VBoxManage modifyhd ~/VirtualBox\ VMs/WIN10/WIN7.vdi --resize 30720
これをターミナルに入力します。
0%...10%...20%...30%...
とカウントが始まり、100%まで行けば完了です。
あとは、VirtualBoxを見てみると、ストレージの容量が増えています。
こんなに簡単な方法があったとは・・・
今回参考にさせていただいた、『PC設定のカルマ』さんには本当に感謝です。
追記
実際にWindowsを起動してドライブの容量を見てみると、変わってない…
調べてみると、
仮想マシンにスナップショットが作られていると、仮想マシンのOS上では、「コンピュータの管理」の中の「ディスクの管理」で当該ディスクを見ると未割り当て領域が「できていない」状態になる。調べてみるとスナップショットがあると変わらないとのことなので、スナップショットは削除する。
※削除に時間がかかり、うまく行かない場合は、クローンして起動する。
仮想マシン上で未割り当て領域が見えれば、ようやくディスクを増やすことが出来る。
とのことでした。
ただ、クローンを作ってみたりしてみましたが、変わらず・・・。
『管理』から、どのような状態になっているのか確認してみると、
なるほど、容量は増えてるけど、その部分を使える容量として割り当てていない状態となっていました。
未割り当てを使えるようにする必要があるようです。
ここでまた、色々と大変な作業をしなくてはいけないのだろうかと思っていましたが、こちらの方も同じ問題に陥っており、解決した際に使用したソフトを記載してくださっていました。
参考→ VirtualBox 仮想ディスク vid と仮想マシン上のディスクサイズの変更 - くせれのメモとか技術ネタとか、そんな日記
この『EaseUS Partition Master(公式サイト)』を使うことで、パーティションの割り当てを簡単に行えるとのことです。
ちなみに、公式サイトからのダウロードだと、メールアドレス入力を求められるので、メールアドレス入力を特にしたくない場合は、窓の杜からダウンロードすると、メールアドレス入力をせずに済みます。『EaseUS Partition Master(窓の杜)』
早速使ってみます。
視覚的に簡単にパーティションを変更できるとのことでしたが、どうにも上手く行かず、あれやこれやとしていましたが、C:と未割り当ての間に、何かが入りことが原因でした。
なので、この間にあるものを削除してみます。
消したい余分なものを選択し、右クリックして出て来るメニューの『パーティションを削除』。
そうすると、C:と未割り当ての間にカーソルを持ってくると、スライドカーソルになりますので、割り当てる領域まで右にグイーっともっていきます。
未割り当て全てを埋められたら、『変更を適用』をクリックして終了です。
パソコンを再起動させるかどうかポップアップがでますので、そのまま『はい』を選択します。
あとは、再起動したあとにドライブを見てみると、
容量が増えてました!
一時はどうなるかと思いましたが、なんとか成功です。
ただ、この方法は、僕が今回追記した方法は完璧に安全なやり方ではないと思いますので、行う場合は自己責任でお願いします。
僕は念のため、パーティションを増やす前に、『クローン』を作って、そのクローンに今回の方法を行いました。
もし不具合が出たら、このクローンを消して、またちゃんとした方法を模索します。